鍵のトラブル事件簿

家の中に誰か侵入している!?

私は両親が他界してから1軒屋に1人暮らしをしていました。両親の荷物もそのままに、慌ただしい日々の中で片付けがままならず、所狭しと物を積み重ねている状態でした。その為はじめは全く気にしませんでしたが、家に置いているお金がよく無くなっていました。コンビニに買い足しに行ったときにでたお釣りなど、なくなっているお金が少額だったのもあり、どこかに落ちたかそのうち見つかるだろうとそのまま生活していましたが、そういう事が度々起こるようになり不審に思って、わざとお金を机に置いて出かけてみました。気のせいと思っていましたが、家に帰るとお金が見事にありません。これは誰かが家に侵入していることを確信し、防犯対策の為、玄関の鍵交換と窓の鍵の交換、などすべての箇所の鍵を交換しました。これで安心できるだろうと思っていたのですが、再びお金がなくなる事態に。もう合い鍵を作られたのか、それとも別の侵入口があるのか、と恐ろしさを感じたので防犯カメラを数個設置して見てみたところ、なんと犯人がやすやすと窓から侵入している姿が映りました。犯人はお風呂場のルーバー窓という、細い板が複数重なった窓から侵入しており、人が入る隙間はないのですがあらかじめ壊していたようで、慣れた手つきで1枚1枚取り外していました。すぐに警察へ連絡し窓の交換と格子も取り付けて対策、犯人は後日逮捕されこれで安心した日々を取り戻すことができました。

犯人は窓の構造知識を持った者のようです。空き巣の侵入経路で最も多いのが窓ですので防犯対策をする際は忘れずに対策をしましょう。一見この事件のように人が入れそうもない窓であっても、壊されるとどうだろうかということに着目し、外側には格子を取り付ける・窓にも補助錠を取り付ける、また防犯カメラやセンサーライトの取り付けもおすすめします。!